雑学・豆知識

【意外と知らない!?】映画の定番お菓子にポップコーンが選ばれた理由とは?

2021年3月7日

スポンサーリンク

映画といえば、定番のポップコーン。映画館に行くとポップコーンのいい香りがして食べたくなるよね。なぜ、映画の定番といえばポップコーンなんだろう?
ねこさん
茶リン
簡単に説明するとそれはポップコーンの見た目が華やかで、原価のコストが安く、食べる時に音が出にくく、スクリーンに投げつけやすかったからなんです。
私もついついポップコーンのいい香りにつられて買っちゃいます。

 

ポップコーンのいい香りを嗅ぐだけで、映画館を思い浮かべる方も多いですよね。映画館に行くと必ずチケット売り場や売店の前を通り、その時になにやら美味しそうなポップコーンの香りがしてきます。ポップコーンのいい香りに我慢できず、最初は買わないつもりでいたけど、思わず買ってしまったという方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。

今では、誰もが映画=ポップコーンと連想するのではないでしょうか。それくらい映画館とポップコーンは深いつながりがあります。今回はそんな映画の定番ポップコーンについて記事にしました。

音声の入った映画が公開されたことがきっかけで、映画館でポップコーンを食べる文化が誕生!?

ポップコーンは、もともとアメリカから日本にやってきた食べ物です。日本の映画館でポップコーンが食べられるようになったのは1940年頃になります。1927年にアメリカで『トーキー映画(音声がある映画)』が公開されるようになって、のちにポップコーンを食べながら映画を観る文化が誕生しました。それまでは『無声映画(音がない映像だけの映画)』でしたので、ものを食べる音などの音を立てると集中が途切れるたりするのでいやがられていました。今でも映画の上映中に音を立てるのはマナー違反ですよね。

映画にポップコーンが選ばれた4つの理由とは?

スクリーンに投げつけやすかったから

当時のアメリカは映画の内容が気に入らないとスクリーンに向けて物を投げることもありました。アメリカらしいですよね。この時にポップコーン以外だとスクリーンにキズがついたり、最悪故障してしまう場合があります。ですが、ポップコーンだとふわふわと柔らかいのでスクリーンにキズや故障がつきにくくなるのです。

ポップコーンを食べる時は音が出にくいから

例えば、ポテチなどの袋に入っているお菓子は開けるだけでもガサガサと音がしたり、食べるとバリバリと音がなってしまい映画を観ている人に不快感を与えてしまう場合があります。ポップコーンは普段カップで売られている為、袋を開ける音はしません。ポップコーンを食べる時もあまり音がでません。このようにポップコーンは映画を真剣観ている人が不快にならないよう音に配慮された食べ物なのです。ほかにも映画館で売られている食べ物は音に配慮されたものが多いです。

映画館の経済的な理由、原価コストが安いから

ポップコーンの原材料はほかの食べ物と比べ、原価が安くコストをおさえることができるので、当時の映画館で重宝されていました。映画館で上映される映画は配給会社にあくまで借りたものです。映画料金の全部が映画館に入るわけではありません。映画館は、レンタルした映画の料金を配給会社に払わないといけないのです。そのため映画を上映するだけではあまり利益を得ることが出来ず、売店での売り上げが大切になります。映画を観る際はポップコーンを買って売り上げに貢献しましょう。

ポップコーンの見た目が華やかだから

ポップコーンの原材料はトウモロコシです。トウモロコシが熱されて水分が蒸発しようとしてコーンが膨張し、ポンっとはじける様子は見ているだけでも楽しいですよね。アメリカではポップコーンが映画館で食べられるようになる前から、お手軽でエンターテイメントなお菓子としてサーカスやお祭りなどのイベントで人気を集めていました。

持ち込み禁止だったポップコーンを隠し持ち、映画を見る人もいた!?

1929年の世界恐慌で、現実から目を逸らしたい人々は娯楽を求めて映画館に足を運ぶようになりました。商人たちは、映画館へ行く道でポップコーンの販売を始めるのでした。当時、安く手に入るポップコーンは人々にとってちょっとした贅沢でした。次第に通行人にもポップコーンは親しまれるようになりました。
ですが、この頃はまだ映画館へのポップコーンの持ち込みは禁止されていました。主な理由としては館内に換気場所がなく、匂いの問題が挙げられていました。それでも人々はコートの中などにポップコーンを隠して映画館へ持ち込んでいました。(対策として、コートを預かることに。)いくら人々が映画館に足を運ぶようになったからといっていつまでもいい景気は続かず、経営は次第に傾いていきました。
このままではまずいと大手の映画館でポップコーンのマシンを導入しました。(導入しなかった映画館はすぐに赤字になりました。)このことにより、ポップコーンは映画館にとって生き残るためには必要な物だと理解され、持ち込みが許可されるようになったのです。

最後に

音声の入った映画が公開されたことがきっかけで、のちに映画館でポップコーンを食べる文化が誕生。

ポップコーンが映画館の定番のお菓子として選ばれた理由は、

  • スクリーンに投げつけやすかったから
  • ポップコーンは食べる時に音がでにくいから
  • 映画館の経済的な理由で原価コストが安いから
  • ポップコーンの見た目が華やかでエンターテイメント性があったから

映画館に行かれた際は、美味しいポップコーンを買ってマナーを守り、映画鑑賞を楽しみましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-雑学・豆知識

© 2021 茶リンBLOG Powered by AFFINGER5